汗と泥だらけのジャージが勲章　
　　　　　－学校総合体育大会県大会　ラグビー部準々決勝－
７月10日、昨日に続いてラグビー部が深中･南中合同チームで、学校総合体育大会県大会の準々決勝でシード校の熊谷の富士見中学校に挑みました。今日も暑いぞ熊谷　それ以上に熱いぜ深中･南中合同チーム
熊谷市の荒川河川敷グランドは、昨日に続き真夏のような暑さでした。グランドは乾ききり、芝のグランドですが試合が始まり選手たちがスパイクで走り回ると、白い土煙が上がりました。
　　
実力伯仲の両チーム。キックオフから、富士見中はバックスがパスでワイドに展開し、深中･南中合同チームは力強いフォワードが縦に突き進む･･･、お互いの持ち味を発揮しますが、なかなか得点に結びつきません。
　　
　　
　　
膠着状態の試合が動いたのは前半15分。中央からパスとランで深中･南中合同チームのゴール右サイドに向けて走りきるかに思われましたが、懸命のタックルで間一髪相手バックスをサイドラインの外へ押し出しトライを許しませんでした。
　　
しかし富士見中は今度は逆サイドに大きく流れていき、必死に追いすがる深中･南中合同チームのタックルをかわし、白い土煙を上げて左隅にトライコンバージョンキックは左サイドギリギリからの角度のあるキックでしたので入らず、5対0と富士見中がリードし、深中･南中合同チームが追いかけるという試合展開となりました。
　　
先取点を取られ、深中･南中合同チームも積極的に責め始めました。しかし、粘り強く守る富士見中のディフェンスを破りきれず、前半修了のフォイッスルを聞きました。
　　
ハーフタイムで水分を補給し、前半をしっかりと振り返り戦術を確認して後半に入りました。サイドチェンジし､後半は風上からの攻撃となります。富士見中のキックオフのボールをしっかりとキャッチすると、深中･南中合同チームは力強いフォワードが縦に、前に進んでいきました。そして･･･
深中のキャプテンが密集を突き破り相手ディフェンスを引き寄せてパス。バックスがディフェンスをステップでかわして置き去りにし、楕円球を丁寧にポールの間にダウンしトライ中央にトライをしたので、コンバージョンキックもゴール正面から。丁寧にキックし２点を追加し、７対５と逆転
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後半は始まったばかり。ここから、両チームにより攻め合いが始まりました。真夏のような天候のもとでこれだけのプレーを続けてきた選手たちのジャージは汗でビッショリです。乾き切った土煙も、選手たちの体につけば汗を吸って泥に変わります。ジャージも手も顔も泥だらけです。しかし、そんなことには全く気にせず、仲間を励ましやプレーの指示を大声で出し続ける･･･。
　　
　　
互角の試合展開で、攻め込んでも攻め込んでも、その都度跳ね返されゴールラインを越えることができない･･･。お互いにあきらめることなく攻め､守り、泥の化粧を厚くしていきます。ピッチ上の両チームの選手たち24人も、ピッチの外から仲間を全力で応援しているリザーブメンバーも、試合ジャージを着られなかった部員たちも、みんなみんな「カッコいいな」と感じました。
　　
ノーサイドを告げる笛が響き、真夏の熱戦は幕を下ろしました。
結局試合は、トライはハーフタイムの前後に取った１本ずつのみ。勝負はトライの後のコンバージョンキックの成否で勝敗が決まるという大接戦でした。
汗と泥にまみれた選手たちの表情分かれましたが、どちらにも胸を張ってほしいと思う、そんな好試合でした。
　　
激戦を制した深中･南中合同チームは、試合後のあいさつの後、暑い中で応援を続けてくれた保護者や先生たちのところに感謝の気持ちを伝えに来てくれました。泥だらけのカッコいい姿に、大きな拍手と声援が贈られました。

さぁ、これで県ベスト４です。水曜日には準決勝が行われます。