釜石市で防災教育に取り組んでこられた群馬大学教授 片田敏孝教授の講演を聴く機会に恵まれ、東日本大震災
の時、数年間続けてきた「防災教育」により、釜石東中学校の生徒を中心に地域を巻き込んでの避難により、多くの
人命が救われた様子をお聞きしました。
中学生が必死で避難しながら、小学生の手を携えて高台に駆け上がったり、保育園児を抱えながら避難したり、
お年寄りの車いすを押しながら、みんなで必死に避難する写真は、講演を聴いていた多くの人びとの胸を熱くさせまし
た。「命をかけ必死に活動している中学生」の姿に接し、もう一度、本校の避難訓練について考えさせられました。
釜石の中学生の必死さを、機会をつくり、深谷中の生徒にも何らかの形で伝えたいと思います。
講演の冒頭に片田先生は、次のように述べておられます。
「地域の文化を創るのには20年が必要です。10年後、子どもたちは大人になります。その10年後、
子どもたちは親になります。防災意識が根付くには20年が必要なんです」
「教育の意味と価値」を、改めて教えられたような気持ちがしています。
片田先生の実践は、
群馬大学、「広域首都圏防災センター」 (
http://www.ce.gunma-u.ac.jp/bousai/research02_3.html)
で紹介されています。ぜひご覧ください。(上の写真は、その一部です。)