東日本大会地区予選で、本校ラグビー部は南中学校と対戦し、健闘むなしく惜敗してしまいました。
しかし、表彰式での大会会長からのコメントにあったように、点数差では言い表すことのできないある種の感動と可能性
を、深谷中学校の生徒たちは見せてくれたように思います。
フォワードの激しいぶつかり合い、接点でのボールの奪い合い、チーム力など、これまでにない試合展開は、見ている
人々を夢中にさせ、ラグビーの面白さだけではなく、中学生のひたむきさに大人が感動を覚えた一瞬でもありました。
「勝ちたい」「勝とう」という思いは、いつの試合でもあります。
でも、勝負ですから、いつも勝てるとは限りません。「負け」ることも、将来の糧なのです。
試合終了後のグランドで、監督の新井先生が、「ここまで連れてきてくれてありがとう」とねぎらいの言葉をかけています。
「一歩一歩成長してきた」と努力を讃えています。本当に成長したと思います。
「負けた」という現実に涙し、悔しがる生徒と、次の一歩を踏み出そうと鼓舞する監督との信頼関係。ここまで頑張ってき
た生徒たちに、心からの拍手を贈りたいと思います。
「部活動で何を教え、何を育てていくのか」という、教育の原点を見させてもらったように思いました。
苦し戦いを終えた主将から、応援のお礼と「次は頑張ります」という言葉に、スタンドから大きな拍手が送られました。
子どもたちの素晴らしい経験を支えて下さった多くの関係者に、改めてお礼を述べたいと思います。
・・ ありがとうございました!
(戦いきった生徒たち一人一人と健闘をたたえ握手する監督の姿に、目頭が熱くなりながら・・シャッターを押しました)